別注封筒について3
グラビア印刷
STEP 08グラビア印刷って何に使われるの…?
グラビア印刷とは、フィルム生地に印刷をする為の凹版方式で、主に食品関係に使われており、お菓子の袋や野菜袋・冷凍食品の袋・文具袋・買い物袋などが代表的です。
STEP 09フィルムの印刷面
表刷り |
フィルムの表面に印刷する方法で、DMで使用することが多い。マットインクで印刷する事で、切手やラベルが貼れ、筆記にも対応します。 |
裏刷り |
フィルムの裏面に印刷する方法でデザインを表面から見ると光沢があり見栄えが大変良いです。しかし袋内面に印刷をする為、内容物と接するのでインクが転写する場合があります。 |
ラミネート(裏刷り) |
裏面に印刷したインクを、さらにもう一枚のフィルムで貼り合わせる方法で、内容物が直接インクに触れてはいけない場合に使われます。袋に強度が必要な場合にも使用される加工です。 |
STEP 10インクの特性
袋の用途に応じて適切な加工を行う事で、袋の使い方に便利な機能が追加されます。
グロスインク
一般的に食品や雑貨袋などに多く使用されている光沢感のあるインクです。
マットインク
つや消しタイプのインクになり、DMなどに多く使われています。切手やラベルが貼れることや、筆記が出来ることが特徴です。一般印刷でも使用されています。
デザインの見当と印刷ズレ
STEP 11デザインの見当について
見当ズレ(版ズレ)とは、印刷時にトンボの位置あわせが正常に行われておらず、模様や柄がずれてしまう状態を言います。
グラビア印刷では、フィルムに印刷する際にインクを熱風で即乾燥しながら印刷をしていきますので、生地によっては伸縮する場合があり、見当ズレが起きる原因となります。見当ズレがひどいと下地の色が出てしまう場合があります。
STEP 12印刷ズレの注意点
グラビア印刷の必要事項
STEP 13「ドブ」について
フィルム封筒は袋の両端を溶着して製造します。この時、溶着部分と印刷されている間の透明部分を「ドブ」と呼びます。 「ドブ」には下地よりも外側まで印刷をするフチ有りと、下地よりも内側に印刷をするフチ無しがあります。
STEP 14「エンドレス印刷」について
エンドレス印刷とは「ドブ」のない印刷方法です。溶断した際、インクがフィルム生地の中へ溶け込んでしまう為、溶着部分 が弱くなる場合があります。ラミネートのようにフィルム生地を二重構造にする事で溶着強度を補強します。
STEP 15白版の必要性について
フィルムは透明の為、光を通す性質があり、色が透けるので、下地を作る必要があります。柄下に白ベタを印刷することで 色の再現性が高くなります。
STEP 16アミ版について(グラデーション濃度)
グラビア印刷でグラデーションを再現する場合、約30%以下は図2のように段差ができ、濃度が一定に保てない可能性が あります。
STEP 17在版について
【注意事項】
グラビア印刷の版は円柱状の鉄管を使用しています。保管場所に限りがある為、在版期間については、基本的に1年間としています。
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